【連載:Culture+】上田電鉄 別所線

【連載:Culture+】上田電鉄 別所線

現在も復旧作業が続いている上田市のシンボル

 今回のカルチャー+では、昨年10月の台風で被災し、現在も復旧活動中の「上田電鉄 別所線」について取材した。

 台風19号に伴う千曲川左岸堤防の欠損に伴い、10月13日早朝、別所線の橋梁が崩落して以降、市内外から、数多くの応援の声を受けている別所線。百年の歴史を誇り、地域の資源・財産である別所線を復旧・存続させることは、多くの市民の願いだ。

 年間130万人の輸送力を誇る別所線は、通学・通勤、高齢者の通院・買い物、教育・文化、環境、観光振興など、様々な側面で重要な役割を有しており、昭和48年、平成16年の二度の廃線危機を乗り越え、3ヶ年ごとの運行協定に基づき安全対策事業を実施しながら、運営を続けている。

■ 被災以降の経過

 千曲川堤防の崩落に伴い、別所線橋梁が落下。城下駅付近では線路内に小屋が飛散したが、翌々日15日には安全確認ののち電車運行再開(別所温泉駅〜下之郷駅間)、及び代行バスの運行開始させた。
現在は電車運行を延伸(別所温泉駅〜城下駅間)し、「2021年春頃の運転再開を目指して進めていく」旨を上田電鉄が公表している。

■ 市民の応援活動

 『別所温泉旅館組合』の別所温泉駅で署名・募金活動、『別所線みらい応援プロジェクト』のインターネット署名活動、『別所温泉観光協会』の別所温泉駅への折り鶴ボード設置、『上田市自治連・別所線電車存続期成同盟会』の市内全241自治会への署名活動、『タレントの松山三四六さん』がコンサートで会場に募金箱を設置し上田市へ寄附を行うなど、たくさんの応援活動が行われてきた。

 その中でも、長野大学生が活発に応援活動をしており、電車内の中吊り広告への応援メッセージ・広告費募集や、駅前での募金活動などを行なっている。

 別所線を訪れたシンガー・ソングライター松任谷由実さんも「別所線応援してます」とのメッセージとサインを寄せた。ハートが描かれた八木沢駅のベンチを背景に、松任谷さんの曲「ルージュの伝言」を想起させる口紅や空を入れ、中吊り広告にした。

別所温泉駅の折り鶴ボード

■ ふるさと寄付金

 上田市では、災害復旧及び計画的な安全対策事業を推進するため、ふるさと寄附金の選べるコースに、別所線応援コース「がんばるぞ、別所線!~別所線応援プロジェクト~」を令和元年12月13日に新設した。

 災害直後は、「別所線災害復旧支援」の口座を上田電鉄が開設していたが、市のふるさと寄附金での受付の準備が整ったことで、上田電鉄の口座は令和元年12月27日をもって閉鎖された。

 今回取材をした交通政策課の山川さんは、「現在27,000,000円以上の寄附金が集まっていて本当にありがたいです。電車に乗っていただいて、沿線の店舗や施設を利用してもらえることが一番の応援になります。」と語った。

上田電鉄 別所線

● 上田電鉄株式会社 本社
所在地:〒386-1211 長野県上田市下之郷498
TEL:0268-39-7117
HP :https://www.uedadentetsu.com/index.html

●ふるさと寄附金
コース名称:Gコース
      「がんばるぞ、別所線!」〜別所線応援プロジェクト〜
開始日:令和元年12月13日
返礼品:現状どおり(随時、別所線グッズを追加予定)
    (上田市内にお住いの方へはお礼の品をお贈りしていません)
●ふるさと寄附金
 上田市ふるさと納税担当TEL:0268-21-0061
 ふるさと寄附金の詳細は「上田市 ふるさと寄附金」で検索
●別所線お問い合わせ 上田市交通政策課 TEL:0268-23-5011

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